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腕自慢コーナー

腕自慢一覧
2006/10/04

ヤマヨシ産業株式会社 山内一彦 様

山内社長 会社名: ヤマヨシ産業株式会社


代表: 山内 一彦 様(昭和16年生64歳)


専門職種: フローリング施工 


住所: 〒135-0011 江東区扇橋3-8-1
TEL:03-3648-3531 FAX:03-3648-3032


◆フローリング業界に入った経緯 祖父が材木商であったこともあり、学卒後最初の就職は合板会社でした。そこで6年間内勤の営業を経験後、不況のさなか倒産した得意先に出向し建て直しをするなど管理的な仕事も多く経験しました。 その後親戚筋の建材フローリング業の会社に就職、7年間勤務の間に、機械メーカで友人の仕事を手伝い、そこではドイツまで出向いてフローリング(パーケット)をつくる機械を輸入しました。 その後は機械を販売した得意先筋の木材会社にパーケットを拡販し学校の体育館、幼稚園などに採用してもらいました。設計事務所を回ってのPR活動が効を奏し受注が量多くなり過ぎ、請け負った仕事が消化できず自分も現場で施工の応援をして受注現場を完成させる状況になってしまいました。 施工を手掛けてみると、これがおもしろくなり、施工業に転身するきっかけとなりました。フローリングの仕事は道具が少なくて出来る仕事で、小さい丸鋸とゴムハンマー、千枚通しだけあれば良いので元手が無くとも簡単にはじめられる良い仕事です。育てた弟子達は独立し現在も忙しく活躍してくれています。昔は青森・三重などへ出張が多く2ヶ月ぐらい帰らないことも常でした。 大型現場をこなしたので大手ゼネコンの監督との親交も厚くなり、仕事も遊びも良く一緒にしたものです。その監督達も今では、出世をされて各々のゼネコンで偉くなっておられます。現在でも需要期になり困ると応援依頼の連絡が入ってきたりします。 その頃に大手の仕事をするために組織変更をして株式会社にしまた。その大手の会社からは2〜3現場しか貰えませんでしたが、その会社との取引を望んだことで株式会社にするきっかけを作って下さった、ご縁に感謝をしています。 最盛期は6人の職人さんを抱えていましたが現在は3人になりました。フローリング業界も乱売で相場が崩れていますが、職人の絶対数が少ないために幸いにも施工費は維持されています。


◆フローリング拡販の販路について 価格重視より品質重視の考えをされる大家さんの物件管理を請け負うこと、リフォーム屋・競売屋・不動産屋さんを厳選してお付き合いすることが大事と思います。


◆仕事の仕方・信条 お客様の営業マンが動かなくても仕事がスムーズに進行するような、良い施工と管理で安心して任せて頂けるようにする事です。施工手配では現場を安心して任せられる職人さんが居るか、居なければ任せられるように積極的に養成する事ではないでしょうか、お客様(元請)のためのコバヤシさんの施工手配における施工指示書・鍵番人・ゴミ回収などは役に立っています。 職人はクレームで直しに行く事を考えたら、丁寧に仕事をするほうが良いと思います、多くの仕事をするうちにはクレームもありますが、その確率をいかに少なくするかを考える、それが出来ない職人は真面目さの不足です。施工研修会の多くは職人に技術は教えるが心構えを教えていないのも問題ですね、自分の仕事や部下の指導では 「自分がこの家に住むと思って施工すること」・「大工の棟梁にあいつに任せれば大丈夫だと思ってもらえるような仕事をすること」を心掛け又、教えています。あの職人を遣してくれと指名されるようになれば職人冥利に尽きるものです。職人で博打して前借するような人は所詮駄目なので職人の採用には真面目な人ばかりを厳選して採用をしました。学生の頃のデパートの配送アルバイトを手始めに今まで多くの仕事を経験しました、どんな仕事であれみんなそのときの経験は現在の仕事のプラスになっています。


◆コバヤシとの付き合い 5年ぐらい前現場でコバヤシの山口課長と出会い、付き合いが始まりました。コバヤシの山口課長は、私の仕事をじっと見ていて「どうしてですか」と質問してくる、興味をもって探求する事が必要ですね、特に自分が販売した商品を施工しているのを見て「こう施工するのですか、見せていただいて理解できました目から鱗だ」と言っていました。興味を持って熱心に見聞して知識を自分のものにする人は珍しくなりましたね!


◆業界について このまま行くとフローリング床は先細りになるかも知れないと心配しています。日本の習慣である素足やスリッパで歩くことを想定した床材と欧米の土足で使用できる床材がごっちゃになって施工単価が設定されたり、遮音L40、L45防音材と一体型で価格は安いのですが品質も比例して悪い粗悪な類似品が横行しています。完全な施工はコンクリートの上に4mmのサンダム防音材(鉄粉が入っている)を敷きフローリングを張るのが良いのですが、価格は通常の3倍ぐらいするので予算もなく認識も無いのでその工法は普及していません。


◆趣味はゴルフ 気の合う仲間との楽しいゴルフに行くこと、家族5人で食事や温泉へ娘さんの運転で一緒に行くのが今の楽しみです。


◆これからは 今後はボチボチ会社組織から元の個人営業に戻し、体が動く限り生涯現役で仕事は続けて行きたいと思っています、又今でも昔の仲間から引き合いが有ります。親身に相談に乗ると、後から仕事が付いてくるもので、人がいつもわいわい寄ってくる、人が寄るところ、人が集まるところに仕事が来るのが有難いと言われていました。同じ年頃の友人に「君には仕事が有っていいな、一日が長くて退屈で仕方が無い」と言われ、最近は特にうらやましがられています。


◆若い人に 自分が販売したり扱ったりしている商品の知識や興味は最低限持ってほしいと思います。たくさん友達作り、最低のルールを守っていれば困った時は必ず助けてくれる筈です、良い友人をもちなさい、この年に成っても大学時代のから今日までを振り返って良い友達ばかりでよかったと思っています。


【取材後記】 木材商の血を引きフローリングの製造機械を知り、床材の材質・施工・大型現場を大量に経験された確かな施工力、堅実な経営力、人の面倒見の良いご性格から、繁盛店の要素の全部を備えておられました。腕自慢職人さんシリーズご登場頂きましたが、本来繁盛店の方が良かったと思います。 当社の営業課長をしている山口から、ヤマヨシさんはフローリングの知識が豊富で、仕事は早くて、上手なのでお客様からの評判が良くとても感謝しているとの事をいつも聴いておりました。 今後は少しペースを落とし、コバヤシの仕事は細く長く仕事を続けて下さると聞き安心しました。良い技術を多くのお客様に提供できるよう、コバヤシとしてフローリングの仕事に力を入れてPRして行きたいと強く思いました。爪の丸い人は器用と言われる手先を拝見すると丸くて力強い見事な仕事手をしておられました。手はまさに職人の手ですが頭と心は事業経営者と感じました。私の遂の住まいを作る時は是非ヤマヨシ産業さんにアドバイスを頂き良いフローリングの施工をお願いできることが楽しみなインタビュウになりました。有難うございました。コバヤシのホームページが5年ぶりにリニアルされる準備に手間取って、夏の取材の掲載がこの時期になってしまい申し訳ありませんでした。 山内社長と小林社長


株式会社コバヤシ代表取締役 小林初江